小祝さくら逆転-7年連続・通算12勝目|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会

文章正文
发布时间:2025-08-11 16:49

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

JLPGAツアー2025シーズン第18戦『明治安田レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が7月20日、宮城県富谷市・仙台クラシックゴルフ倶楽部(6,642ヤード/パー72)で行われ、小祝さくらが通算15アンダーで逆転優勝。7年連続、ツアー通算12勝目を飾った。1打差の通算14アンダー、2位タイは河本結、永嶋花音、仲村果乃、佐藤心結。

小祝さくらが今季初V、7年連続優勝の吉報を関係者から聞いたのは、クラブハウスの階段。通算15アンダーの首位でホールアウトして、後続を待った。「プレーオフは苦手。自信がなかった。本当にホッとした感じです」と胸をなでおろす。しかも、体力を温存するため、練習をしないことも自身の判断で。

優勝をグイッとつかんだのは、パー5・16番のイーグルだった。15番でボギーを叩き、混戦に拍車をかける。それだけに、「16番の2打目の時、イーグルを取る気持ちでした」と振り返った。ボールは左奥のカラー。ピンまで13ヤードだったが、「ちょっと上りのきついスライスライン。入れるというより、寄せるつもりで、が入った。ラッキーでした」という。この日は首位から3打差を追いかけスタートした。序盤は静かにパーをセーブし、チャンス到来を待つ。

一気に流れを引き寄せたのは、7番からの3連続バーディー。8番では、8メートルのロングパットを決めている。後半も11番で奥のカラーから7メートルのチップインに成功した。勝負強さを印象付けた最終日。とはいえ、優勝会見では意外なことを告白した。「資生堂・JALレディスで右手首を痛めてしまった。無理をせず、試合に出場しながら、治していくつもりでいる」とひと息つき、「今大会の初日、後半1ホール目で今度は左手首が急に痛くなった。でも、日に日に良くなってきています」と続けている。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

これまで小祝といえば、タフネスの典型といえる存在だ。連戦を続け、故障をしたことがない。「ケガしないことが私の強み。体が丈夫で元気にゴルフをできている」と話していただけに、勤続疲労が心配である。しかし、豊富な経験を生かし、休まず練習をセーブすることで調整する術を身につけた。プロ9年目の進化がここにある。「本当にうれしい優勝。3日間競技になってしまったけど、いろいろな関係者の方が頑張ってくれたおかげです。ありがとうございました」と結んだ。強さの原動力は、感謝の気持ちだった。